今回は、DxOが2018年6月に公開したばかりの、画像編集用プラグイン、 「Nik Collection by DxO」のツールのひとつ
「Analog Efex Pro2」の使い方です。
「Nik Collection by DxO」は、AdobeのPhotoshopやLightroomで動作するプラグインです。
この「Analog Efex Pro2」は、これまで「Nik Collection 」のツールのひとつとして、Googleが提供していたのですが、Googleがサポートを中止したために、その後をDxOが引き継ぐかたちとなったプラグインです。
「Analog Efex Pro2」は、クラシックカメラ、フィルム、レンズといった項目のプリセットを選択することで、簡単にフィルム写真風のエフェクトを適用できます。
起動の手順
1. Photoshopで加工したい画像を開きます。
2. Photoshopの「フィルタ」メニューをクリックします。
プルダウンメニューからNik Collection→Analog Efex Pro2を選択すると
「Analog Efex Pro2」のウィンドウが開きます。
フィルターのかけ方
左側(上図の赤い四角枠)にサムネイルでクラシックカメラフィルタが並ぶので好みのものを選択します。
今回は、①のクラシックカメラ2を選択してみました。
②の「基本的な補正」(プルダウンでメニューがでます)で
「ディテールの抽出」、「明るさ」、「コントラスト」、「彩度」を調整できます。
「コントロールポイント」でポイントを置くことで部分的に細かな調整も可能です。
③の「汚れとスクラッチ」は今回はチェックを外しました。チェックを入れると、古びた写真のようなスクラッチが入ります。
④のスライダーで効果の「敵容量」を調整できます。
今回は70%にしました。
⑤の「レンズ周辺減光」で写真の周辺を暗くし、レトロ感を出すことができます。
⑥の「フィルムタイプ」では、プルダウンで
ウォーム、クール、少し、モノクロ(ニュートラル)、モノクロトーンの5つのタイプを選ぶことができます。
⑦のスライダーでフェード具合を調整できます。
⑧のカスタムの➕ボタンを押すと、これまで調整してきた内容を保存することができます。
⑨のプルダウンで、「ツールの組み合わせ」メニューが開き、
「モノクロ」「トイカメラ」「ビンテージカメラ」などのアナログカメラの種類を選んだり、
「二重露出」「光漏れ」といった面白い効果をつけることができます。
「カメラを構築」のカメラキットでは、
「Analog Efex Pro2」でできる、ほとんどのことが選択できますから、細かく設定を組みたい場合は、ここでまとめておこなうこともできます。
このように、「Analog Efex Pro2」は、手軽にフィルム写真の加工を楽しみたい場合には、サムネイルやボタンをクリックするだけで、とても簡単にデジタル写真をフィルム写真のように加工してくれます。
凝った調整をしたい場合には、様々なツールを組み合わせて、とても細かくカスタマイズすることが可能です。
今回の例にあげた、写真加工では、
①、②、③、④の、わずか4ステップです。
編集前
編集後
「Analog Efex Pro2」(「Nik Collection by DxO」)は、DxOのホームページから30日間の体験版をダウンロードできます。
興味を持たれた方は、インストールして体験してみてください。
とても楽しいですよ!
以上、簡単ですが「Analog Efex Pro2」の使い方でした。
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