皆さん、モノクロ写真を撮ることってありますか?
昔からの写真愛好家やフィルム写真愛好家の方には、ごく普通のことですよね。
でも、写真を撮り始めたばかりの方には、モノクロ写真は、ちょっとピンとこないかもしれません。
「最新のデジタル一眼レフカメラやミラーレスカメラでは、綺麗なカラー写真を撮れるのに、なぜ今さらモノクロ写真なの?」
そう思う方も多いですよね。
私も写真を趣味にしたのは、デジタルカメラからですから、フィルムのモノクロ写真を撮った経験はほとんどありません。
デジタル一眼レフカメラを購入してからも、モノクロ写真を撮ることはありませんでした。
ところが、写真雑誌や写真共有SNSに掲載されているモノクロ写真を見ていると、なんだかとても良い感じに思えてきて、俄然、興味が湧いてきました。
今はとても便利な時代で、カラーのデジタル写真でも画像処理ソフト(アプリ)で簡単にモノクロ写真に加工できます。
(フィルム写真愛好家の方には、邪道だと言われそうですが(^^;;)
そこで、早速何枚かモノクロ写真に加工してみたので、載せてみます。
それらの写真をみながら、改めてモノクロ写真の特徴を考えてみたいと思います。
あくまでも、モノクロ写真初心者の意見ですから、トンチンカンなことを言っているのかもしれませんが、その点ご容赦ください。
1 明と暗、光と陰が強調される
この写真、全体としては上半分が「明」で下半分が「暗」です。
で、上半分の「明」の中に人物の影、下半分の「暗」の中に漁船の明が有ります。
モノクロ写真にすることで、その「明」と「暗」の要素がはっきりと出てきました。
2 主題が浮き出る
モノクロ写真にすることで、余計な色情報がなくなりますから、その写真の主題がはっきりとします。
主題が強調され、釣りに没頭しているおじさんの心情まで伝わるようです。
3 レトロ感がある
私には、モノクロ写真=フィルム写真のイメージがありますから、モノクロ写真だというだけで、どことなく懐かしさを感じてしまいます。
皆さんはどうですか?
また、色情報がありませんから、自分の頭の中にある懐かしい色を、勝手に想像してその写真を見ることになります。
結果、懐かしさを感じる写真となります。
4 何の変哲もない写真がお洒落に
この写真ですが、カラー写真だと本当に何の変哲も無い写真ですよね。
なんで蛇口なの(笑)
でも、モノクロ写真にすることによって、上記した3つのモノクロ写真の特徴により、なんだかお洒落な写真に思えてきました。(自己満足です。済みませんm(_ _)m)
加えて、蛇口や柱の質感もモノクロにすることにより、伝わりやすくなっていると思います。
この何の変哲もない写真に物語性が出たように感じました。
「ここで水を飲んで、列車に乗り込んだのかな?」
「故郷に帰ってきて、まず懐かしい駅で水を飲んでから駅を出たのかな?」
なんて(笑)
これも色情報がないおかげで、その写真について色々と想像することになる影響でしょうね。
モノクロ写真の魅力としては、まだまだ沢山のことがあるのでしょうが、とりあえずモノクロ写真初心者の私が感じることのできた点です。
モノクロ写真、魅力的です!
モノクロ写真の魅力にはまりそうです(^^)
皆さんも是非お試しあれ。
関連記事